クローバーフィールド(Cloverfield:邦題『クローバーフィールド/HAKAISHA(ハカイシャ)』)は、アメリカのモンスター・パニック映画。その公開前の煽りに煽ったヴァイラル・マーケティングと、登場人物の1人が携帯するビデオカメラからのみで構成される映像、という手法と、モンスターに関する説明をスパッと除去。ひたすらモンスター襲撃によるパニックと混乱のみを描き、モンスターの正体その他は一切説明しないというスタイルで、話題を呼びました。
が、公開前から話題を呼んだのは、そのマーケティング手法。ブレア・ウィッチ・プロジェクトでも活用された、インターネットを利用したマーケティングで話題を呼びました。いまでは、ヴァイラル・マーケティング(Viral Marketing)、ウィルスのように伝染するマーケティング手法として捉えられています。
で、タイトルの無いまま最初の予告編が公開され、次の予告編でもタイトルはわかっても何の内容かよくわからないまま公開され、映画本編が公開されて、見に行ったら、モンスターの正体が明かされないまま映画が終わってしまったので、英語圏のサイトで情報収集をしてみました。
個別ページでここを見ている人は、→ホームページへ。
英語圏のサイトを見ていると、タグルアト・チュウアイ・スラッショ・ティドウェーブなどのキーワードの他、謎の続編情報キーワード(aladygmaやwhitenoise)などが浮かび上がりました。まずは、クローバーフィールド本編で分っている情報から。
■謎のモンスター(四本足?で尻尾がある)がニューヨークを襲った
→謎のモンスターの外観
http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Clovermonstertoy.jpg
■謎のモンスターからは、謎の小型生物(?)が生み出される(?)
■謎の小型生物に噛まれると、出血死に至る何らかの病原菌に感染する
(劇中で1人がそれらしき症状で死亡。ただし、死亡の直接の原因は病気ではなく、人為的なものかも知れない)
■劇中の最後で、謎の巨大モンスターは「徹底的な爆撃」を受けるが、生死は一切不明
*現場近くにあって爆撃に巻き込まれたカムコーダーが無事だったため、核攻撃では無い模様。でも、バンカーバスターとかなんとか、なんか凄そうなのっぽい。
んで、主人公のひとりが持つカメラの視点を通してのみ物語は語られる。ぜったいにあるだろうと思っていた9/11を思い起こさせるニューヨーク攻撃の映像や、テロとの戦いのフラストレーションと不安が、正体の見えない敵という形で表現されている、という紋切り型の批評…があるだろーなーと思ったらあった。ていうか、それをただただセンセーションに活用しただけ、という批判。でもなー、これ、ノリとしてはひたすら面白いB級映画を追求しただけでは…?? ここは、素直にそのチープさを楽しめばいいのでは? マーケティングの謎解きも面白いし…。というわけで、下に謎解き…。
■ただ、公開予定日がURLになったサイト。(公開後の新情報が有り)
→http://www.1-18-08.com/
ひたすら写真があるだけ。しかし、テディ・ハンセンの写真は最近になって追加されたもの。写真は動かせる。思い切り左右に動かすと、写真がひっくり返る。ひっくり返った写真の右下には、タグルアト社のウェブサイトと同じと思われる写真が。写真の表の表記によると、2007年12月7日より行方不明とのこと。写真が現れたのは4月1日。
開きっぱなしにしていると、モンスターの絶叫が聞こえるので注意。
■タグルアト社
→http://tagruato.jp/
→http://tagruato.jp/index2.php
タグルアト社は、日系のオイル採掘企業(?)。最高経営責任者は日本人・吉田ガヌ(?)氏と思われる。オイル採掘だけでなく、深海から抽出した成分による「slusho(スラショー?)」という清涼飲料水でも有名らしい。
なお、公開前もしくは公開直後の更新で、吉田ガヌ氏が、プライベートジェットでニューヨークに向かったこと。それから、ニューヨーク到着直後に「radicals(過激派?)」の攻撃を受けたものの、無事であること、アメリカへの「assimilation(同化、吸収、統合)」を続ける意向であることが発表されました。
吉田ガヌ氏と巨大モンスターの間に、何らかの関係があると思われます。
ちなみに、映画本編の主人公の1人、Rob Hawkinsはどうやらこのタグルアト社に雇われたみたいです…?
■「slusho(スラショー?)」の販売ページ(公開後新情報有り)
→http://www.slusho.jp/
「You Can't Drink Just Six」6杯だけじゃ足りない、というキャッチフレーズ。
オンラインストアもあって、Tシャツがオーダーできる。実際に支払い画面までいけたけど、支払いは怖いのでしていない。
ヒストリーページを見ると、吉田ガヌ氏の母、吉田のりこ氏が、清涼飲料水の研究が好きで、さまざまなフレーバーを作っていた、という歴史が語られています。のりこさんの清涼飲料水の会社(the Smallest Whale?)は人気があったみたいです。父親の農場の材料で研究を進めていたものの、海洋にあらたな素材(食材?)を求めて出かけ、行方不明に。
吉田ガヌ氏は、悲しみから清涼飲料水はやめて、その他の化学・科学実験の道に進みました。ある日、深海からの素材を発見。ガヌ氏は、夢のなかで小さな魚としてその素材を飲んで大きな鯨に成長しました。そこから、これを清涼飲料水として活用することをおもいつきました。
そこから、いとこに譲っていた母親の会社とともに、Slushoを開発。あまりにも美味しいので、いくらでも飲めてしまう。(中毒性がある?)とのこと…。
この深海からの成分が、謎のモンスターと関係があると思われます…。
youtubeでslushoと検索すると、おそらくは映画の制作会社が故意に作成して、youtubeで流すことを目的とした映像が見つかります。
なお、このページにも左上に謎のロゴが追加されています。
■タグルアト社のチュウアイ海上採掘現場の映像
また、タグアルト社のチュウアイ海上採掘現場が、ティドウェーブという過激派環境保護団体によるものと思われる攻撃で、事故にあったというニュースもありました。
タグルアト社員2人と武装グループ5人が行方不明。「ニューヨーク行き」タンカーが消息を絶っています。事故の日付は、12月17日。テディ・ハンセン氏が行方不明になった日付と近いです。
■環境保護団体ティドウェーブ(公開後新情報有り)
→http://tidowave.com/
タグルアト社が、1945年(第二次大戦終結の年!…日系企業なのに、始まったのが1945年?)いらい地球を破壊している、との非難宣言をしています。
しかしそのブログには、
→http://tidowave.com/blog/
映画公開後に、右上に謎のロゴが追加されました…。それはテディ・ハンセン氏の写真の裏や、タグルアト社のホームページにあるロゴと同じです。敵対する団体のホームページで、いったいなぜ…?
■テディ・ハンセン氏の個人ホームページでしょうか?(公開後新情報有り)
→http://jamieandteddy.com
パスワードは、jllovesth。(jamie loves teddy hansenという意味でしょう)
公開後に、画面の右上には、あの謎のロゴが…。ロゴの画像ファイルの名前は、「t543w.jpg」下のファンサイトで、名前に関して将来のヒントになるのでは?といわれています。
謎の女性(ハンセン氏の彼女のジェーミー?)の、謎のお別れのメッセージが収録されています。ほかにも、その女性が怪しげなもの(テディが食べるな!といっていた物)を食べていたり、タグルアト社に電話を掛けていたり、おどっていたり、嘆き悲しんでいたりします。テディ・ハンセンの最後のメッセージとして、「タグルアト社にとらわれている!」という内容のメッセージを聞けたりします。
整理すると、ログイン後の画面には「for my baby」と書かれています。これは、彼氏「my baby」向けだと、「video 1」で言われています。
「video 1」
あなた(テディ・ハンセン氏)がいなくなった(1日ほどいなくなった?)ので、ビデオメッセージを残しおくわよ。
「video 2」
あなたがいなくなって、しばらくたつけど、このプレゼント(大きな箱)、受け取ったからね!
「video 3」
朝。パーティの席で、他のオトコといるところをあなたの昔の彼女に見られたけど、それは別になんでもないんだからね!
「video 4」
ストリップダンスのクラスを取った報告。
「video 5」
あなたがいなくなってから、1ヶ月! あのプレゼントの箱をあけちゃうから。 重要証拠、食べてはいけない、とラベルしたジップバック? それからメッセージを録音したレコーダー?
「(テディ・ハンセンの声)もし僕が戻る前にこれを聞いていたら、僕はタグルアト社に捕らえられている…。今、チュアイステーションにいて…。やつらは何かを作っている…。」
こんな冗談やめてよ! わたしを捨てたいなら男らしくどうどうといえばいいじゃない、このくそ野郎!
「video 6」
タグルアト社に電話してみるわよ! もしもし! …だれか「アメリカ語」を話す人はいないの? ああ、良かった、英語も話せるわよ、もしもし、テディ・ハンセンいますか? いないの?
ほら、やっぱりいない。
あれ、どっかから電話がかかってきた…。タグアルト? でも変な言葉(日本語)はわからないわよ! がちゃん!
「video 7」
(酔っ払ってる?)あんた最低よ。ろくでもない女か売女とどっかで適当によろしくやってるんでしょ?最低のくそ野郎よ!
「video 8」
(重要証拠、食べてはいけない、とラベルしたジップバックを持って)これを食べるなっていってたわね。でもお腹好いてるのよ! 食べちゃうからね! (食べてから)これ何? …すごいいい気持ちになってきた…。
「video 9」
(かなり怖い感じで)あんたなんか大嫌い! 大嫌いダンスをおどったげる(…踊る姿はけっこう可愛い…でもあれを食べた影響が出て、性格がおかしくなってる? 動きも少しおかしい)! あれを食べてから、何もかもがよく見える(もしくは物事の意味をはっきり理解した?)
「video 10」
(じょきじょきとテディ・ベアの人形の手足を切る。黙々と。怖い)
「video 11」
(すごい早口で)もうあんたとは終わりよ! すごい幸せなんだから! すごいエネルギーとセックス・ドライブ(上手く聞き取れない?)を感じるんだから! もうあんたとは終わりよ!
……テディ・ハンセン氏の行方も気になりますが、このジェーミーさんも、大丈夫なのでしょうか?
パスワードなどは、下のサイトから。
■半公式の情報ブログ?
→http://cloverfieldclues.blogspot.com/
いちおう、ファンサイトみたいになっていますが、ひょっとして公式のブログじゃないの? という疑惑も、掲示板などで交わされています。
→http://www.0-00-00.com/
は、
→http://www.1-18-08.com/
とほぼ同じ内容のサイト。テディ・ハンセン氏の写真はありません。
■aladygma
http://aladygma.com
http://aladygma.com/%20/
http://aladygma.com/%20%20/
http://aladygma.com/%20%20%20/
http://www.aladygma.com/dan%20y/
http://aladygma.com/w2a/
「aladygma」とは、「untitled croverfiled sequel(タイトル未定のクローバーフィールドの続編)」という噂ですが、ひょっとしたら関係ないかも、とのこと。
しかし、少なくとも、製作者JJエイブラムスが関係した作品であるのは間違いない、とのこと。そういえば、この人はロストも作っていて、ダルマ・イニシアティブのロゴがクローバーフィールドに出てきたりしたそうです。エイリアスも作っています。ひょっとしたら、全部の世界がつながっていたり…。
■参考リンク
→http://alistairbooya.blogspot.com/2008/03/follow-white-space-s.html
aladygmaは、クローバーフィールド事件に米国防総省が与えたコードネームである、という映画の冒頭の証拠映像。aladygmaの文字を入れ替えると、扁桃体「amygdala」になるとか…。これは、かなり疑惑(?)が濃いのでは…。
→http://aladygma.com
上の「follow the white space」という言葉に従うと、
→http://www.thewhitespaces.com/
というサイトに…。宇宙人の死体解剖らしき映像が…。ゴジラもちらっと写っています。ファンが作った冗談サイトかと思ったら、最後に公式サイトである証が写っています。
■謎のドイツ人の男性が書くブログ(?)
→http://thomasdahlem.blogspot.com/
彼女が宇宙人に誘拐された夢を見て、さらに妊娠し、その父親が宇宙人で、という言動を始めて、行方不明に…。
コメント欄への反乱に、「ALADYGMAなんての、関係ないよ!」みたいなことを書いています。
最後には、切れてドイツ語で書き始めます。…ドイツ語わかんない…
自動翻訳によると、彼女がとにかくいなくなっちゃった。UFOの話を信じてやればよかった! という内容でした…。
ううむ。コメント欄では、目立ち他がりのファンか、公式か、どちらかだろうという反応です。てか、リアルだったら怖い…。
■もうなんだかわからないサイトたち
→http://www.blog.co.uk/user/FTWSPACE
フォロー・ザ・ホワイトスペースというユーザーネーム。
→http://ftwspace.blog.co.uk/
「follow the white space」という団体のホームページ。
あの現象はアメリカだけじゃないんだ。少数の人間だが、情報をもっている人が体験を名乗り出ている!
新しいケース(宇宙人による誘拐?)は世界中で起きている!
というメッセージ。
→http://www.myspace.com/ftwspace
フォロー・ザ・ホワイトスペースのマイスペース?
→http://ftw.org/
登録されたばかりのドメイン? 関係ないかも…
「follow the white space」は、「follow the white rabit」のもじりと思われます。ホワイト・ラビットは、「不思議の国のアリス」の登場人物。アリスが、興味をもって白ウサギを追いかけて、とある穴の中に飛び込んで…、という展開ではじまります。「follow the white rabit」という台詞やモチーフは、マトリックスやスタートレック、ロストや、MMRPGなどで使われているそうです。
→参考リンク
http://en.wikipedia.org/wiki/White_Rabbit
とにかく、モンスターの次は、宇宙人による誘拐ですか…。ひょっとしたら、エイブラムス作品というだけで、直接のつながりはないかも知れませんが…。JJエイブラムスが、ただ自分の関連作品というので、同じ単語を使っただけかも…、という意見も、
→http://www.imdb.com/title/tt1179933/
の掲示板では聞かれます。こうしたバイラル・マーケティングがすでに始まっている、ということは、関連しているけど、別の作品がもうすぐ公開される、という可能性もあります。その場合、上記のサイト群は、クローバーフィールド続編とは関係があっても、直接のつながりはないということになりますが…。
それにしても、何がなんだかわけが分りません…。は、早く映画の公開を! (←術中にはまっている)
……はっ。ひょっとしたら、このサイトも……………の……一部?
あ。電話だ……。
……………………冗談です(照)